せっかくの景観を犠牲に…危険横断相次ぎ“苦肉の策”

日比キャスター:
他にも対策をとった観光スポットがありました。滋賀県の琵琶湖に佇む白髭神社の大鳥居です。外国からも観光客が多く集まる人気のスポットですが、「近くで写真を撮ると映える」と国道を危険な横断をする人が続出。死亡事故が起きるなど長年問題視されてきました。

そこで白髭神社側は2024年2月、高さ110センチの柵を100mにわたって設置。これまでの景観を損ねる形になりましたが、安全面を優先に考えたということです。
今村翔吾さん:
僕の住んでる大津市と高島市の市境にありますが、地元の人も通るときは絶対徐行するぐらい「危険な横断が来るもんや」と思って通る道ですし、死亡事故も1件とかではなく何件も起きているので、先ほどの河口湖もそういうことに繋がりかねないな、と思います。
日比キャスター:
元々は琵琶湖と鳥居が繋がったような形で撮影できる、ということでしたが柵が設置されました。今村さんは近くにお住まいということで、この景色というのはいかがですか?

今村翔吾さん:
正直、この景色が好きでしたし残念ですが、運転しながら鳥居側に気を取られる車の事故も多いです。なので、いろんな意味で仕方ないのかな、とは思いますね。
日比キャスター:
白髭神社の高橋敬一宮司は「設置に悩んだが、安全確保が第一と考えた」とのことです。