仙台市青葉区の一番町商店街にある「金港堂本店」。1910年の創業以来、流行の雑誌や書籍、教科書の販売など「街の本屋さん」として幅広い世代に親しまれてきました。しかし…

金港堂 藤原直社長:
「ご覧いただいて分かるように、老朽化が進んでいます。大体人間も60年が過ぎると少しはガタが来るものだと思いますので、今回踏ん切りをつけてということになりました」

本店は現在のビルで58年間営業を続けてきましたが、老朽化などよって4月末で閉店することになりました。

客:
「(金港堂が)なくなって、寄るところがなくなってしまうのが凄く残念」
「小学校の頃からよく来ていました。教科書とかここにあって、毎年新学期にはここで教科書をかいにきていました」
「子どもができてからは図鑑を買ったりとかりしていました」

閉店を知り、かつての従業員も店に駆けつけました。

元従業員:
「それぞれ辞めた時期は違いますけど、同期入社で。すごくお世話になったので。結構古かったんですけどね。でもそこがまた、金港堂の良さだったんですよね、きっとね」