年金機構の職員をかたる男からの電話で、新潟県小千谷市に住む60代女性がおよそ99万9000円の特殊詐欺(還付金詐欺)の被害に遭っていたことがわかりました。
警察によりますと4月12日、小千谷市に住む60代女性宅の固定電話に、年金機構の職員を名乗る男から電話がありました。女性は男から「年金を払い過ぎています。還付の手続きは今日までです。書類がなくてもネットかATMでも手続きできます」などと言われ、男に携帯電話番号を伝えたということです。
その後女性は金融機関に向かい、その途中からかかってきた電話で男に指示をされるまま、ATMで操作したということです。利用明細書を確認したところ、99万9000円を振り込みさせられていたことがわかり、被害を届け出たものです。
また23日にも、見附市の60代の女性が年金事務所の職員をかたる電話を受け、同様の手口で被害にあっていたことがわかりました。被害金額は同じ“99万9000円”。
そして実は3月にも、上越市の60代女性が約99万円を振り込んでしまったという詐欺被害が起きています。
それでは、なぜ”99万9000円”なのでしょうか?
新潟県警に聞きました。