松山市の野志市長は、市の人口が平成の大合併以降、初めて50万人を割ったことを受け「色々なことを重層的に取り組む」と述べました。
愛媛県松山市の今月1日現在の推計人口は49万9326人で、2005年1月に旧北条市と中島町が合併し当時51万2982人と、四国唯一の50万都市として誕生以降、初めて50万人を割り込みました。
これについて野志市長は23日の会見で、様々な対策を行っても来年までに50万人を下回る想定だったとして「対策が一定の功を奏している」と評価したうえで「色々なことを重層的に取り組む」と述べました。
(野志市長)
「中島での減少が特に多いと感じている。中島でいえばこども園が新しくできた」
「大人の仕事場として、まつやま農林水産物ブランド(の栽培)。12月の紅まどんな、1月のせとか、今はカラマンダリンだが」
「色々な取り組みを重層的にやっていくことが大事ではないか」
一方、今後10年間のまちづくりの方向性を示す、第7次愛媛県松山市総合計画の基本構想について話し合う審議会の初会合が開かれ、学識経験者など20人の委員に素案が示されました。
およそ1万人の声を集めて作成されたという素案は、具体的な取り組みとして急速な少子高齢化や人口減少を踏まえ「切れ目のない子育て支援」や「人と仕事を呼び込む情報発信」など32項目を盛り込んでいます。
また、「つながる」をキーワードに将来像として「人、まち、仕事がつながるSETOUCHIの交流拠点まつやま」を掲げています。
審議会は今後5回程度の会議を開いて意見を集約し、9月上旬に基本構想を市長へ答申する予定です。
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