「宇宙線」が写り込む条件は??

そんな「宇宙線」をあえて撮りたい!と思った場合は、どうすれば良いのでしょうか?

(山陽学園大学 地域マネジメント学部 米田瑞生さん)
「『CCD』や『CMOS』といったセンサーを搭載している、デジタルカメラ・スマートフォンですと、写る可能性が高いです」

「昼間は太陽由来の『宇宙線』が多くなるはずですが、全体的に映像が暗い状態で得られた夜間の映像・画像の方が『宇宙線』が見つかりやすいです。スマートフォンで『宇宙線』を検出するためのアプリもあります」

この大型連休中、天体写真を撮影して【画像①】のようなノイズをみつけたら、それは「宇宙線」かもしれません。今年7月くらいまで「宇宙線」の存在を覚えておけば、自由研究にも持って来いのネタかも。。。

当記事は【画像】のリンク先では期限を設けず掲載しているので、ぜひクリップして保存しておきましょう。

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米田瑞生さんプロフィール

2002年4月 - 2006年3月 東北大学, 理学部, 宇宙地球物理学科
2013年6月 - 2017年6月 ハワイ大学, 天文学研究所, 客員研究員
2015年4月 - 2017年9月 東北大学, 大学院理学研究科, 客員研究者 (博士(理学))
2023年4月 - 現在 山陽学園大学, 地域マネジメント学科

主に太陽系内外の惑星・衛星の大気・磁気圏について、研究。特に木星の衛星イオの火山活動がどのように変動しているか、その詳細を調査。イオの火山の研究には、東北大学にいたころに、マウイ島にあるハワイ大学の施設内に設置した望遠鏡を使っている。若い頃には高山病と闘いながら、チリ・アタカマ砂漠にある、東京大学アタカマ天文台での観測研究に従事。また、現職の山陽学園大学では情報関連の教育に従事する一方、特別な場所・施設でなくても、観測できる現象を調査すべく、「晴れの国」のメリットを活かして、低コストで流星を観測する方法を模索中。