あつ~い夏に食べたくなるアイス!スーパーから専門店まで、今売れているアイスとは?さらに“セブンティーンアイス”の謎にも迫ります!

■アイス4割引き! スーパーで買う定番アイスは?

都内の「ベニースーパー」。そこで目にしたのはアイスの“爆買い”。

連日の暑さに加え、火曜と金曜はアイスが4割引で買えるとあってお客さんが集まる!集まる!
では、どんなアイスが売れているのでしょうか?


「爽快感を味わいたい!」というお客さんに人気だったのが1985年の発売以来、今も年間2500万個を売り上げる「サクレ レモン」(140円)。
オレンジ味や今年初登場の果肉がゴロっと入ったパイン味も夏にぴったり!


また、女の子が選んだのは「パピコ」。
マルチパック(486円前後)はチョココーヒーやグレープなど3種類が楽しめる上に、ミニサイズなので子どもにも大人気!

パピコといえば、この“なめらか食感”。
アイスに空気を含ませてかき混ぜたあと、らせん状に回転させながら短時間で全方向から冷やします。氷の粒が小さいまま凍るため、舌触りもなめらかに。


さらに、新シリーズ「デザートベジ(紫いも・かぼちゃ)」(216円前後)も話題沸騰中。素材の甘みや濃厚さを楽しみながら、栄養もたっぷり摂れる新感覚アイスです。

■自販機でおなじみの棒アイス 棒にある“3つの穴”の理由とは…


このように“大ヒットアイス”には売れるための様々な仕掛けが…
例えば、定番中の定番自販機でおなじみ、セブンティーンアイス!あっと驚く“大ヒット”の秘密があったんです。

その秘密を探りにやってきたのはイルカショーが大人気の「マクセル アクアパーク品川」。
ここでもあの“セブンティーンアイス”が爆売れです。

1983年、流行に敏感な「17歳の女子高生」をターゲットに17種類のラインナップでスタート。今では商業施設や遊園地など全国に約2万台の自販機が設置されています。

ここで、“ある疑問”が…

女性
「なんで食べ終わったスティックに穴があいているのかなって」

この“3つの穴”にも“ヒットの理由”が隠されていました。


江崎グリコ アイスクリームマーケティング部 井上朋美さん
「この3つの穴を通して、クリーム同士が接着をしてスティックとアイスがずれないような構造となっています」

外で食べることを意識し、アイスのズレ防止として3つの穴を開発!小さな子供でも安心して食べられる手軽さで大ヒットしたんです!

そしてセブンティーンアイスの代名詞である“自販機”!実は設置場所にも売り上げを左右する仕掛けがありました。

“自販機”が多い場所の1つが“スイミングスクールに多い”イメージの“セブンティーンアイス”。確かに、取材した「藤村水泳教室」でも練習が終わると爆売れ!


でもどうして「スイミングスクール」に多く設置しているんですか?

江崎グリコ アイスクリームマーケティング部 井上朋美さん
「水泳というものは活動量が多いので、消耗した体力を取り戻すという意味では(アイスは)ぴったりの商品かなと。また進級テストのお祝いでご褒美アイスとして買って頂けることも多いかなと」