家庭で消費するモノやサービスの値動きをみる3月の全国の消費者物価指数は、去年3月と比べて2.6%上昇しました。また、2023年度平均では前の年度より2.8%上昇し、2年連続で2%を超える物価上昇となっています。
物価の変動を示す3月の全国の消費者物価指数は、天候の影響をうける生鮮食品を除いた総合指数が106.8となり、去年3月と比べて2.6%上昇しました。上昇幅は2月よりも0.2ポイント下がり、2か月ぶりに縮小したものの、2%を超える物価上昇は24か月続いています。
具体的には、円安や旅行需要の増加で、▼生鮮食品を除く食料が4.6%、▼宿泊料が27.7%上昇しました。
また、あわせて発表された2023年度平均の全国の消費者物価指数は2.8%の上昇となりました。伸び率は22年度のプラス3.0%から縮小したものの、2年連続で2%を超える物価上昇となっています。
具体的には、▼生鮮食品を除く食料が7.5%上昇し、1975年度以来、48年ぶりの歴史的な伸び率となりました。また、▼宿泊料や運送料などのサービスは2.0%上昇し、消費税増税の影響を除くと30年ぶりの伸び率でした。
みずほリサーチ&テクノロジーズの試算によると、この2年間で家計負担は20万円以上増えたということです。また、1ドル154円台の円安が続けば、今年度の家計負担はさらに10万円以上増える見込みです。
注目の記事
「ごめんね」自らの手でロープをかけ…アルコール性認知症の息子(当時55)に絶望し 殺人の罪に問われた母親(80)が法廷で語ったこととは

「ただただ怖くて…家にいられない…」地震で“恐怖の場”となってしまった自宅 壁は大きく裂け鉄骨は曲がり… 今も続く不安を抱えながらの生活【最大震度6強 青森県東方沖地震 被災地のリアル①・前編】

愛媛県民は「を」を「WO」と発音? 47都道府県調査で見えた驚きの「常識」

「米はあるのに、なぜ高い?」業者の倉庫に眠る新米 品薄への恐怖が招いた“集荷競争”が「高止まり続く要因に」

大阪王将 ドーナツ業界に進出「ぎょーナツ」餃子味、麻婆豆腐味って? 異業種が参入するワケ【Nスタ解説】

1枚500円なのに交換は440円分…農水大臣が「おこめ券」にこだわる理由、百貨店商品券との違い【Nスタ解説】









