相撲部のない大学へ進学も…1人で相撲部を立ち上げ
神戸市北区にある神戸親和大学。授業を受けているのは大学4年生の古瀬愛恵さん(21)です。古瀬さんが授業の合間に取り組んでいること。女子相撲部の主将を務めているのです。
(古瀬さん)「相撲は他のスポーツと違って、本当に一瞬で決まるスポーツじゃないですか。それが本当に相撲の一番面白いところだと私は思っていて」
長野県出身の古瀬さんは、小学1年生の時に参加した地域の子ども相撲大会をきっかけに相撲に魅了され、高校は鳥取県にある相撲の強豪校に入学。全国大会でも上位に入賞しました。しかし、卒業後に選んだのは当時は相撲部がなかった神戸親和大学でした。
(古瀬さん)「中学校の保健体育の先生になりたくて、相撲と資格の勉強が両立できると思って」
相撲を通して学んだことを子どもたちに教えたいと考え、教員免許取得の支援が手厚い神戸親和大学に進学。
一方で、相撲への想いも捨てきれず、1人で相撲部を立ち上げました。高校の後輩だった長門美咲さん(20)と田村仁愛さん(19)も神戸親和大学に入学したため、今では部員は3人に増えました。
(長門美咲さん)「(古瀬さんは)相談に乗ってもらうなど頼りになる先輩です」
(田村仁愛さん)「練習でシーンとしていたら、やろうよって盛り上げてくれます」