長崎県内の今年上半期の貿易収支はおよそ1800億円の輸入超過で、過去最大の貿易赤字となりました。

長崎税関によりますと、今年上半期の県内の輸出は、主力の船舶類が87億円あまり落ち込んだことから、総額は前の年の同じ時期より67億円余り減って、804億6700万円となりました。
一方、石炭価格の上昇などを背景に、鉱物性燃料の輸入が1823億円以上増加するなど、輸入総額は2602億9100万円で過去最大となっています。
その結果、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は、1798億2500万円の赤字で、赤字額は統計が残る1979年以降で最大となりました。