ここが“きょうだい児”にとって、自分らしくいられる大切な居場所であって…
(ラ・ファミリエ理事・西朋子さん)
「ここに来て会える友達がいたり、仲間がいるって素敵なことだなって思う」
企画したのは道後の町歩き。商店街の人気スポットを巡りながら交わされるのは、何気ない会話ばかりです。“きょうだい児”だからといって特別なことは、一つもありません。
(ラ・ファミリエ理事・西朋子さん)
「大人が楽しいと子どもも一緒にはしゃいで良いんだとか、こんな風に喜んでいいんだなって表現の力もあると思うので、そういうのは大事にしています」
ラ・ファミリエのメンバーは、ここがきょうだい児にとって自分らしくいられる大切な居場所であってほしいと願っています。
(ラ・ファミリエ理事長・檜垣高史さん)
「たぶん、病気のこととかきょうだいのこととか日々考えることはいっぱいあるんでしょうけど、こういう機会で仲間がいっぱいいるんだって分かち合って、一緒に進めたらいいなといつも思ってます」
(ラ・ファミリエ理事・西朋子さん)
「穂乃果さんは本当に妹思いです。ただそれが逆にしんどくなる時もあるんじゃないかなと思う時もある。一番は愚痴を吐ける場があったらいいなと思います。しんどいことを乗り越えなさい、とも思わないし」
“親戚のおばちゃん”のような立ち位置で。それが、西さんのモットーです。
(ラ・ファミリエ理事・西朋子さん)
「一人で抱えないでねって思います。それはお母さんに対してもきょうだいさんに対しても、みんなに思うことなので。ラ・ファミリエにきたら何とかなるよ、と。一緒に考えるけん、話聞くけん、一緒に頑張っていこうっていう姿勢なので」
2024年3月、難病や障がいと向き合う家族を支援する団体が横浜に集まり、イベントが開かれました。大好きな歌やダンスを通して誰かの背中を押したいと、愛媛から参加した穂乃果さんの挑戦です。