他チームの阪神に対する攻め方に変化!?
―――そして、中軸で打っていた森下選手。14日の打順は7番でした。
「森下はすごくいいところでホームランを打っていますから、すごく印象は強いと思うんですが、数字で見るとそんなに打っていない。森下のいいところは全力で振り切ることですよ。これが彼のすごくいい点でもあるんですけど、これが彼の欠点でもあると思うんですよ。あれだけ強くバットを振ろうという意識があると、体はぶれますから。強く振ろうとすれば絶対体はぶれるんです」
―――森下選手の調子もあるかもしれませんが、相手チームの攻め方の変化もありますか?
「1年間のデータっていうものがあるので。去年までの阪神に対しては、ストライクゾーンで攻めてないんですよね。ボールゾーンで攻めてくるので、カウントが整うんですが、今年の阪神に対する他の5球団の攻めるリズムは、3球投げて1ボール2ストライクというカウントを作るリズムで攻めてくるんですよ。ストライクのゾーンで攻めてくるから、3球目までに2球のストライクが来るわけですよ、確率とするとですよ。その2球のうち1球ぐらいは絶対ミスがあるんです。そのミスを阪神の打線がしとめられるかです。だから皆さん、これから阪神の野球を見るときにですね、3球目までのバッターとピッチャーの勝負が、阪神の打線にとって大きなポイントになる。1球でも打ち損じてファウルを打ってしまうと、バッターはすごく不利になる」














