バブル期には「億超え物件」も一大別荘地は「廃墟」に

1980年代後半。世の中がリゾートブームに沸き、鴻島は【画像⑥⑦】のような一大別荘地として開発されました。

バブル経済を背景に、数千万円から億を超える別荘が売られ、関西からリゾート客が押し寄せました。しかし。。。

【画像⑥】
【画像⑦】

(島の住民 上田豊延さん・当時65歳)
「大きな不動産屋が3軒も4軒も来てな、開発したけれど今じゃみな潰れてしもうてな」

バブルの崩壊で、別荘の管理をしていた開発業者が倒産。別荘のオーナーも島を離れ、残された空き家は廃墟になっていきました。(【画像⑧】2015年の様子)

その状況に、島で生まれ育った人は心を傷めていました。

【画像⑧】2015年の様子

(島の住民 上田豊延さん)
「バブルがはじけて10年、20年経った時には空き家ばっかりになって、ほんまに…大丈夫か??と思っていた」