「voice23」は死刑執行をめぐる裁判についてです。現在の日本の死刑執行は当日の1~2時間前に本人に告知されています。「当日の告知」が憲法に違反するかどうか、大阪地裁で判決が言い渡されました。

死刑執行の当日告知は合憲

死刑の執行は、いつ死刑囚に伝えているのでしょうか?

10代女性
「知らないです。1年前ぐらい?1か月前とか?」

記者
「当日の2時間前なんです」

10代女性
「心の準備とか出来てないですよね。急に…」

現在、日本の死刑執行は、当日の執行1〜2時間前に本人に告知されます。

60代女性
「2時間はちょうどいいかもしれないですね。“いま”の方が心の準備できないままで終わった方が本人にとってはいいかもしれない」

80代女性
「2時間は良くないと思います。やはり人間にはいろいろ覚悟がありますからね。せめて1週間は、その方にも家族がいますしね。家族の対面や何かもありましょうから、一週間は必要かしらと思う」

死刑執行の告知について当日に知らせるのは、刑罰執行の手続きの面でも、人間の尊厳の面でも、憲法などに違反しているとして、死刑囚2人が国を訴えた裁判。

国側は1〜2時間前の告知も必要はなく、当日に即刻、刑場に連れていく形でも問題はないなどと反論。

4月15日の判決で大阪地裁は、死刑囚側の訴えを全面的に退け、当日告知は合憲という判断を下しました。