見えない日本の死刑制度の実態

そもそも死刑はどのように行われているのか。

執行の約2時間前に突然告知された死刑囚は、独房から刑場に移動。

刑場の中の教誨室で遺言や所持品の整理が行われ、精神を安定させるために教誨師と約30分間過ごします。

その後、執行室の隣の部屋へ。拘置所長が「お別れのときがきました。今日までよく頑張りましたね」などと、死刑の宣告をします。

死刑囚は、目と口を大型のマスクで覆われ、体の前で手錠がかけられます。

カーテンが開き、踏み板の上に。両足を縛られ、首にロープがかけられます。首に触れる部分は柔らかい鹿の皮が使われています。

そして、3人が一斉にボタンを押します。誰のボタンで作動したかはわかりません。踏み板が開き、体がおよそ4m落下。

10分後、拘置所の医務部長が心臓に聴診器を当て、心音が消えたところで、所長に“絶命”と合図を送ります。

約15分後、死刑囚の死亡が確認されます。死亡が確認されても、遺体はすぐには下ろされません。

六法全書
「死刑を執行するときは、絞首された者の死亡を確認してから5分を経過した後に絞縄を解くものとする」

死刑の告知のあり方を問う裁判は日本では初めてで、原告側の弁護団は控訴する方針です。