今年3月までサッカー選手と大学生の“二刀流” 忙しい日々の中でも「学ぶ」ことをやめない姿勢
去年5月、取材班は川崎選手がいる京都サンガF.C.の練習場を訪ねました。川崎選手の1日は朝8時30分に始まります。2時間、みっちり練習した後は、時間の許す限りサポーターと交流。
そして、足早に向かった先は、立命館大学のキャンパスでした。そう川崎選手はプロサッカーチームのキャプテンでありながら、学生というもう1つの顔を持つ“二刀流”だったのです。
ゼミで学ぶ内容は「サッカークラブの地域貢献」について。忙しい日々の中、学ぶことをやめない彼の原動力とは…
(川崎颯太選手)「プロサッカー選手でいられる時間は一般の会社員に比べたら短いですし、少しでも学べることは学んでおいてから、セカンドキャリアを始めたほうが絶対に良いと思いますし、いつかはそれがサッカー選手としてもプラスになると信じてやるしかないなと思っています」
川崎選手はプロサッカー選手を引退した後の人生を見据えながら「今」を精一杯生きています。
プロサッカー選手と学問の二刀流を実践するその姿は、同年代の学生の心もしっかりと捉えています。
(在学生向けの講演会で話す川崎選手 去年6月)「セカンドキャリアをサッカー選手は、本当に何も考えていなくて。みんなで話をするんですよね、たまに。サッカー選手が終わったらどうしようか、みたいな話。稼げると思ってるの?と思いながら。そんな単純じゃねえだろみたいな、そのくらいサッカー選手は何も考えていなくて。それも1つ問題だとは思っていて」