さらに、早番や夜勤を免除する育児スライド勤務も人気です。

介護職員 鎌崎文香さん:
「保育園のお迎えも間に合いますし、一緒にごはんとか作って21時には寝かしつけもできますし」

これまで子育てとの両立が難しく、正社員をあきらめる職員もいましたが、3年前にこの制度を作ってからは、職場に変化が出ているといいます。


梓の郷経営管理課長 髙橋健太さん:
「数年前は20%だった離職率が、この令和5年度は9%まで低下したんですね」

人材不足が深刻な福祉業界で、選ばれる職場を作ろうと、働き方の選択肢を増やしています。

髙橋さん:
「ゴールは人が辞めない職場づくり、働きやすい職場づくりをしなければならないと」
「働く職員が心豊かに働くことが一番大事」

子育てしやすく、働きやすく。

社会全体の変化が求められています。