東日本大震災で校舎にまで津波が押し寄せた岩手県大船渡市の小学校で12日、児童に命を守る方法を伝える津波避難訓練が行われ、今年度入学した1年生も初の訓練に臨みました。
津波避難訓練が行われたのは大船渡市の大船渡小学校です。この春入学した1年生17人にとっては初めてとなる訓練です。
大船渡小学校は2011年3月の東日本大震災で津波が押し寄せ、校舎1階の天井付近まで浸水しました。学校では避難経路を確認し児童に津波から命を守る方法を伝えようと毎年この時期に避難訓練を行っています。
児童たちは「押さない」「走らない」「しゃべらない」「戻らない」の頭文字を取った避難の際の合言葉「お・は・し・も」を守りながら、落ち着いて高台にある大船渡中学校まで移動しました。
12日の訓練では、目標とする15分以内で避難を完了させました。大船渡小学校では今後、中学校と合同での避難訓練などを行い、児童が命を守る大切さを学ぶ予定です。
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