出身地「岩手」でも成長を遂げた「宮城」でもない… 青森を選んだ理由

2023年の日本ランキングトップテンにも入ったホープが、大学卒業後の進路に選んだのは、出身地の岩手でも成長を遂げた宮城でもなく、青森県でした。

大上直起 選手
「岩手に限らず東北の陸上界を盛り上げられる存在に、ゆくゆくはなっていきたいと思っていましたし、母方の実家が青森で、けっこう古くからというか、幼少期から縁のある土地だったので、陸上競技という形になりますけど、(青森・東北に)貢献できれば」

大上選手は国民スポーツ大会を見据えて、トップアスリートを直接雇用する県の制度を活用して青森県の所属として各地の大会に出場します。新たな環境で目指すのは、2024年に開催されるパリオリンピック出場です。

大上直起 選手
「(今季は)オリンピック標準記録の10秒00を目指すしかないと思っています。やっぱり結果で見せるのが一番かなと思いますので、オリンピック出場っていうところを、最大の目標にしたいです」

大上選手は新天地で輝く未来につながる道を走りはじめました。

まずは、オリンピックのかかる6月の「日本選手権」に向けて調整を進めることになる大上選手。その後は、県内で陸上競技を行う高校生などと一緒に練習しながら、指導を行うことも予定しているということです。