わがまま、努力不足、なまけ者…自覚もなく進行する孤立

「そうすると、それがいわゆる何でしょうか…そういうネガティブな体験が積み重なってくると、相談もできないし自己肯定感も低いし。だから大事なところを本人も気づいていないし周りも気づいていないような。“ボーダーライン”の知的障がいと発達障がいがやはり心配です」

「裁判の中で精神科の医師が言ったように、一種の性格だという風に見られたのでしょう」

「だからわがまま、努力不足、なまけ者とか、そういうふうな捉え方をされて、ずっと学校では先生たちからも怒られて」

「なんで彼女は過去にも産み落とした経験があるのに、望まない妊娠をしたのだっていう、まさになんでしょうか。例えば学校で、何回言っても忘れ物をする生徒がいたりだとか何回も鍵をなくしたりだとか、なんでそんな失敗を繰り返すのっていうのはそこだと思う」

「あの生きづらさというのは、これまでやはり大変だったろうなと思う」

さらに「心理学上の愛着障がい」の影響についても、詳しく述べた。