村全体で1万本のハナモモが植えられ、「日本一の桃源郷」とも言われる長野県阿智村。
この春も開花が進んでいますが、多くの観客でにぎわう「花桃まつり」は今年、中止を余儀なくされました。
そのわけとは。


阿智村の昼神温泉郷(ひるがみおんせんきょう)。
薄いピンクや濃いピンクの花をつけたおよそ200本のハナモモが、温泉街を華やかに彩ります。
毎年4月中旬からおよそ1か月間、村で開催されているのが「花桃まつり」。
村によりますと、多い年には、20万人ほどの観光客が全国から訪れ、「日本一の桃源郷」と評される景色を堪能してきました。
しかし今年、村は苦渋の決断をしました。
花桃まつりの中止です。