食卓に欠かせない野菜の価格がいま、高騰しています。いつ安くなるのでしょうか?
「来週末には安くなると思う」 高騰の背景に3月の“寒の戻り”か

井上貴博キャスター:
キャベツなどの価格は高騰していますが、キャベツを1つ作るのに、土作りから収穫まで考えると、農家の皆さんが半年以上かけてらっしゃるという側面もあります。
〈主要な野菜の小売価格〉
・ハクサイ 237%
・キャベツ 138%
・ダイコン 132%
・レタス 131%
・ニンジン 135%
・タマネギ 127%
・トマト 116%
・ネギ 109%
※農林水産省の調査 3/25~3/27 小売価格の平年比
やはり軒並み上がっている。皆さんも実感されているかと思いますが、特に白菜は200%を超えています。キャベツでも130%を超えているという状況です。

一概には言えませんが、なぜ春キャベツが高騰しているのか、千葉県銚子市で春キャベツを生産されているへネリーファームの坂尾英彦さんにお話を伺いました。
理由は主に2つあるそうです。
1つ目は、冬キャベツから春キャベツに入れ替わりのタイミングであるということです。もともと、ベースとして品薄になりやすい時期だそうです。
2つ目は、今年3月にあった寒の戻りで、生育が遅れ出荷量が少ないということです。
品薄のところに天候の理由もあって、品薄状態が続いてしまっている。春で暖かくなると、一気に生育も進みます。そのあたりのバランスも大変難しいところだと思います。
この先について…

アキダイ 秋葉弘道 社長
「天候にもよるが、春キャベツの生育が良くなってきたので、来週末には安くなると思う」
今年の天気もあって、バランスが難しいのかもしれません。

他にも平年より高い野菜の今後についてです。
農林水産省の出荷価格の見通しによると、平年より高いとされるのは、主にキャベツ、ニンジン、トマト、ネギ、レタス、タマネギ、ハクサイ、ダイコンで、4月後半に平年並みに推移するのではないかとみられています。