静岡県の川勝知事に近い県議会の会派が、リニア工事に伴う水の「全量戻し」の具体策としてJR東海が示している田代ダムを視察し、「そう簡単にはいかない」と報告しました。
リニア工事に伴って出る水の「全量戻し」については、JR東海が「大井川上流の田代ダムで、東京電力が取水している発電用の水量を抑えて、県外の流出分と同じ量を大井川に戻す案」を示しています。
川勝知事に近い県議会の会派「ふじのくに県民クラブ」は、7月13日に田代ダムを視察したことを報告し、「戻してもらえれば一番いいが、そう簡単にはいかない」と述べました。
<ふじのくに県民クラブ 佐野愛子会長>
「JRとしては、東電と交渉をしていないうちにB案、田代ダムの水を戻すことを挙げているのはいかがなものかと思いますので、JRの社長がどのような回答をするのか注目しています」
川勝知事は8月8日に田代ダムを視察する予定です。
注目の記事
「やっと技術が認められた」従業員約70人の町工場が開発 量産可能な最高水準の緩み止め性能のボルト 【苦節21年の道のり 開発編】

“ポンコツ一家”で過ごした5年間 認知症の母と一発屋芸人 にしおかすみこさんが語る「ダメと言わない」介護【前編】

「下請け」は"NGワード" 法改正で消える暗黙の上下関係 フリーランスも保護【2026年から変わること】

パンや味噌汁でもアルコールを検知してしまう?飲酒してなくても摘発されてしまうのか 警察に聞いてみた

【実録・詐欺犯VS警察官】 詐欺電話を受けたのは“本物の警察官”「信号検査・逮捕令状・強制捜査」次々に出る専門用語…人々が騙される巧妙な手口を公開

3年で20本が切断…台湾「海底ケーブル」が直面する脅威と中国の影 最前線・沿岸警備隊パトロールに日本メディア初密着【後編】









