静岡県の川勝知事が電撃辞職を表明です。「職業差別」とも受け取れる発言を受けた釈明会見の中で、6月議会をもって辞職する意向を示しました。

静岡県 川勝平太知事
「職業差別は皆無です。ありません。励ましの言葉がこんなことになったというか、問題発言があったかのごとき状況になって本当に驚いています。それぞれ仕事は違いますね。どれも大切なもので、しかもそれぞれの能力に応じて一生懸命に仕事をされているわけです。様々な事情で様々な職業に就かれている。全部必要なものですね」

川勝知事は職業差別ともとられる発言をしたことを受け、先ほど取材に応じました。

静岡県 川勝平太知事
「職の貴賤というのはないというのが基本的な考え方。そういう流れの中で発言しております」
記者
「そういう流れではなかった」
静岡県 川勝平太知事
「そういうふうに考えを持っておりますので、そういう流れで発言したつもりです」
記者
「この発言は不適切な発言ではないと?」
静岡県 川勝平太知事
「不適切ではないと思いますが、一部そこのとこだけ取ればですね、皆さんがおっしゃってるような、職業差別に落とし込むというふうなことができる発言だったかもしれませんね」

およそ14分続いた会見。最後に知事は自身の進退について…

静岡県 川勝平太知事
「6月の議会をもって、この職を辞そうと思っています」

川勝知事は6月の県議会を最後に辞職すると表明し、会見を切り上げました。