『いじり』と『いじめ』はどう違う

谷山大三郎さん
「『いじり』と『いじめ』はどう違う。これって難しいですよね。今日聞いても正解ないなと思うんです。じゃあ、『いじり』って本当にダメなのか?例えば、大阪の子どもたちに聞いたら『ぜんぜん悪くない』『いじるって普通の会話じゃん』。でも、(いじりが)発展したら『いじめ』になる。もしかしたら本人がイヤと思っているかも。そんな状況にぜひ気づいて、変えられるようになってくれたらなと思っています」

「傷つく人がいないよう、状況を変えられる人になってほしい」と訴えました。

授業が終わる前、谷山さんは一つのアプリを紹介しました。

谷山さんが専門家らと作ったいじめ通報アプリ「スタンドバイ」です。子どもたちはアプリを通して、匿名で教育委員会などに通報や相談ができます。

全国で30以上の自治体、約1000校に提供されています。

谷山大三郎さん
「今日はみんな正解がない中で一生懸命考えてくれたけど、今後もいろいろと迷うときや考えるときがあると思うけど、友達同士でいっぱい話し合って、先生とも話し合って、どうしたらいいか。どうしたらみんなが過ごしやすくなるかっていうのを、ぜひ考えてくれたらと思います」