大学での防災教育を強化します。
宮崎公立大学と京都大学防災研究所が学術交流に関する協定を結びました。

29日は、宮崎公立大学の辻 利則 学長と京都大学防災研究所の中北英一所長が協定書を取り交わしました。

宮崎公立大学は、2014年度から防災士を養成する授業を開講するなど防災教育に力を入れていて、去年9月からは京都大学防災研究所宮崎観測所の山下裕亮助教の講義を取り入れています。

協定の締結により、大学では、今後、地域防災の共同研究のほかセミナーの開催、それに研究者との交流を図りたいとしています。

(宮崎公立大学 辻 利則 学長)
「一番は、地域の方に京都大学防災研究所の専門的な知識を聞きにきてもらいたい。そういう活動ができたらいいなと思います」
(京都大学防災研究所 中北英一所長)
「より地域の皆さんと結びついた津波の減災、防災ができるということを考えると、とてもいい機会になったと思いますし、防災の拠点くらいになっていくということを発展できたらいいなと関係者は思っている」

京都大学防災研究所が、県内の大学とこうした協定を結ぶのは初めてだということです。

宮崎公立大学は、これまでおよそ400人の学生が防災士になっているということです。