花が咲いたら“花粉”に注意!

開花から2週間ほど、キレイな花を咲かせるオリエンタルユリ。配送中の傷みや花粉による汚れなどを防ぐためにもつぼみの状態で出荷するということです。白河市に本社を置く深花園は、全国に115のハウスを構えていて、日本トップクラスの生産量を誇ります。お気に入りのポイントを聞いてみると…。

深花園・安達和良さん「凛とした立ち姿ですね。根元からつぼみの先まで空に向かって凛として立っている。この立ち姿が一番好きです」

価格は、生花店で1本およそ1000円と、ほかの花と比べ高価なため、常に高い品質が求められているといいます。

深花園・安達和良さん「金額的には他の花よりも高価なものだと思うんですが、つぼみから咲いていく過程が長い間楽しめる花なので、気軽に楽しんでもらえたらと思います」

生花店で購入するときには、花が咲きすぎていないものを選ぶことが重要です。

福島花き・丹治博之さん「お花屋さんで購入するときは大体1輪咲くかな?くらいの状態がベストですね」

花が咲いたら注意が必要なのが、“花粉”で、花びらを汚してしまいます。そうなる前に…。

福島花き・丹治博之さん「若干花が開き気味になったときに、花粉を取ってしまう」

花粉は、洋服などに付くと取れにくいため早めに手入れしておくのが重要です。

もうすぐ新年度。ちょっと贅沢なオリエンタルユリを自分へのご褒美に楽しんでみるのもいいかもしれません。

「市場で旬みっけ」は、今回が最終回です。2022年11月から1年5か月にわたり、49回放送してきました。これまで取材に協力していただいた市場のみなさま、飲食店や生産者のみなさま、ありがとうございました。TUFでは今後も、県内の食材や農産物の魅力などについて発信していきます。