「そんなスペース、どこにあるの?」 正面玄関と階段建設で1万人以上に影響か

上村キャスター:
完成まで、まだいろいろ課題があるそうです。

メインタワーが2026年に完成予定ということですが、▼正面の玄関と▼それに続く階段は2034年に完成すると言われています。

しかし、スペインの国民は「そんなスペース、どこにあるの?」と疑問を持っているそうです。

1917年のサグラダ・ファミリアの周りは、農地で何もないんですが、大人気の世界遺産になったことで、現在は周りに店舗や住宅がたくさんあります。

正面玄関と階段が建設される予定地には、2ブロック分の敷地が必要になってくるのですが、そこにもたくさんの店舗や住宅があります。

スペインの公共放送は、階段の建設で立ち退きなど、1万人以上に影響が及ぶといいます。

今、バルセロナ市と話し合いが行われているんですが、本当に2034年に完成するのかというのは、わからないという状況です。

歴史・時代小説家 今村翔吾さん:
スペインの内戦は1936年なので、どうせなら100年になる2036年のように、区切りのいいときにやったらいいのに、と思います。