■「119番」をする前にまず相談ー適切な医療機関を探すには

発熱などの症状が出たら、まずはかかりつけ医に電話で相談。

もしかかりつけ医がいない場合や休診の時には、自治体の相談センターに電話をかけてください。

東京都の場合、こういったものもあります。
東京都福祉保健局のホームページにある「診察・検査医療機関の一覧」です。 『発熱等、新型コロナウイルス感染症が疑われる症状がある場合の受診先です。』との記載があり、診察・検査が受けられる医療機関のマップが見られます。「かかりつけ患者のみ」と、「かかりつけ患者以外も診療可」の医療機関が、色分けして表示されており、「水曜日の午後に受けられるところ」という絞り込みもできます。
診察対象者を絞りたい場合は、「濃厚接触者」や「小児対応可」、「妊婦対応可」などから選択。検査できる医療機関も、「PCR検査」「抗原定量検査」「抗原定性検査」と、検査ごとに表示させることができます。
医療機関をクリックすると、診察時間や電話番号などが詳しく表示されます。

コメンテーター 高橋みなみ:
自力で探すのは本当に大変ですもんね。知っておくだけでも違いますよね。

弁護士 八代英輝:
対応してくださるというだけで、空いているかどうかっていうのは実際電話をしてみないとわからないですよね。

恵俊彰:
僕も1回これを利用したことがあるんですけど、例えば「小さいお子さんや基礎疾患がない若い人の場合は、検査は行えないことがあります。」「確認の検査だけはできないことあります」なんて言われることもありますから、全員が必ず行けるわけではないということは認識しておいた方がいいですね。

民間救急フィール代表 齊藤学氏:
やはり適切な治療や医療機関への受診、それから救急車の利用というのを心がけていかなければ、すぐにでも医療ひっ迫、機能が回らないということになると思いますので、近くのクリニック等で相談をされてから、診察や、車の手配をしていただくのが一番いいと思います。

弁護士 八代英輝:
お医者さんが診断する軽症と、私達が一般にイメージしている軽症との間にギャップもあると思います。自分が救急搬送を依頼することによって、もしかしたら重篤な方が後回しになってしまう可能性があるということを常に念頭に置いておく必要がありますね。

長崎大学大学院 森内浩幸教授:
最近のアドバイザリーボードのデータを見ても、60歳未満の人にとってはインフルエンザとも変わらない病気になっています。ただ60歳以上であったりいろいろな基礎疾患を持っている人には、今でもインフルエンザよりもずっと怖い病気ですので、やはりそういうリスクの高い人にちゃんとした医療ができるかどうかが最も求められる。そこさえちゃんと対応することができれば、本当の意味でのウィズコロナは可能になると思います。

(ひるおび 2022年7月27日放送より)