「子どもたちのことが大事」本当はやめたくない…

<退職する教諭>
「とにかく子どもたちのこと、保護者のことを第一に考えてほしい。子ども、保護者、先生の気持ちに寄りそって現場を知ることから始めてほしい」

退職する教諭の1人は「退職する教諭も、残る教諭も、子どもたちやこの園が大好き。職員間も連携が取れていて、いい雰囲気のなかで働いてこれた。しかし(この経営者のもとでは)これ以上、子どもたちにとっていい環境が揃えてあげられないという気持ちが出てきてしまった。子どもたちのことが大事で、やめたくない気持ちのほうが強い先生がほとんどだと思うが、この状況では続けられない。ひとりひとりが多くの葛藤の末に退職の決断をしたと思う」と話しました。

幼稚園の理事長は、今回の一斉退職について、関係する皆さんに迷惑をおかけしたなどとお詫びした上で、大量退職が起きた理由については、理事長、園長と現場職員との間に信頼関係が構築できなかったためとコメントしています。