名古屋地方気象台で、130年以上続いた天気などを目で見て判断する「目視観測」が26日に終了しました。
今後は機械による自動観測となります。

名古屋地方気象台では、晴れや雨などの天気や、虹・雷などの気象現象を人の目で見て観測する「目視観測」を3時間ごとに、毎日行ってきました。

名古屋では1890年から行われていましたが、衛星の雲画像や、気象レーダーなど、観測技術の向上に伴い、気象庁では5年前から観測の自動化を進めていて、
26日、名古屋のほか札幌、福岡などあわせて9つの気象台で目視観測が終了しました。
今後は東京と大阪でのみ目視観測が続けられます。

目視観測の終了で、今後「快晴」や「薄曇り」などの天気の観測はなくなりますが、天気予報や警報・注意報など、防災情報の発表には影響はないということです。

一方で、サクラの開花や初霜などは、機械での判別が難しいため、今後も目視で行うとしています。