冬タイヤから夏タイヤへの交換の時期になってきました。全国ではタイヤが脱落し重大な事故につながるケースも報告されています。事故を未然に防ぐため、タイヤ交換をする際の注意点やポイントを専門家に聞きました。
報告・結城晃一郎「車が走る上で大切なのがタイヤ。タイヤがしっかり取り付けられていることが安全運転をしっかり支えている」

実はこれからの時期に心配されるのがタイヤの脱落事故。
JAF日本自動車連盟山形支部によりますとタイヤ交換が行われるこの時期はタイヤの脱落や異音のトラブルが増えるといいます。

そもそも、タイヤ脱落の原因は。
JAF山形支部・野川智伸さん「取り付けが上手にできていないことやホイールを締め付けるナットのゆるみなどが原因になると思う」
原因は「取り付け不良」。自分でタイヤ交換をする人は気をつけてください。

まず注意が必要なのは、ナットの締め付け方法。
JAF山形支部・野川智伸さん「ホイールのナットにも向きがある。反対で締め付けるとホイールに密着しなくなるのでゆるみやすくなったり規定の力で締められなくなる」
ナットの向きが正しくない場合、ホールをしっかり固定できず、タイヤがガタついたり外れたりする可能性があります。
また、工具に足をかけて体重をのせてめいっぱい締める人がいますが。
JAF山形支部・野川智伸さん「締め付ける力が決められていて車によって違う。それ以上で締めるとねじが伸び、ねじ切れたり折れたりする」

トルクレンチという力を指定できる専用の工具を使い正しい力で締める必要があります。