ドジャースの大谷翔平選手は日本時間の26日、約11分間の声明を発表し、元通訳の水原一平氏の違法賭博問題について自身の関与を否定しました。

この問題に関して水原氏がどうやって違法賭博業者に送金をしていたかが焦点となっていますが、この点について国際弁護士は“無断送金”の可能性も否定できないと指摘。詳しく解説します。

大谷選手「僕の口座からお金を盗んだ」 水原氏のウソを強調

南波雅俊キャスター:
大谷選手が、声明を発表しましたが、それまでにはいくつもの疑問が浮かび上がっていました。これまでの疑問を整理しました。

▼大谷選手のお金を誰が送金したのか
▼大谷選手は借金を肩代わりしていたのか
▼違法賭博と大谷選手は認識していたのか

これらの疑問がありました。大谷選手は声明の中で「彼(水原氏)が、僕の口座からお金を盗んで、なおかつ、みんなにウソをついていた。僕はスポーツ賭博に関与していないですし、送金をしていた事実は全くありません」と否定をしたわけです。

ただ、「水原一平氏は、どのようにして送金していたのか」という疑問が残りました。

大谷選手は水原氏が、開幕戦の後、巨額の借金を告白した際に「僕の口座に勝手にアクセスをして、送金していたと僕に伝えた」と声明で話しました。

現地メディアの反応として、「LAタイムズ」のディラン・ヘルナンデス記者は「大谷選手の口座に水原氏がどうアクセスしたかが明らかになっていない」、USA TODAYは「送金の方法など、多くの意味で疑問が残る声明だった」という反応しています。