大谷選手の声明発表、現場の様子はどうだったのでしょうか?ロサンゼルス支局・小川記者に聞きます。
今回、会場には20ほどの席が設けられていましたが、メディア関係者は100人を超えていて、壁際に多くの人が立ち並ぶ状態となりました。
大谷選手は声明文が入った黒いファイルを脇に抱えて、通常と変わらない足取りで会場に入りました。座った後、声明文が書かれた紙を机に置いて、メディア対応が始まりましたが、その紙には時折目を落とすのみで、基本的には前を見て、自分の言葉で話す姿が印象的でした。
声のトーンもいつもの囲み取材のように落ち着いていて、淡々と話していましたが、最後に現在の心境を話す際には、言葉を選ぶでもない、言葉に詰まるわけでもない、現状の心情を表す「言葉」が見つかっていない様子というのがとても強く伝わってきました。
Q.現場の記者の反応はどうだったのでしょうか?
もともと、質疑応答は無いとの取り決めではありましたが、終わった後、誰かが質問するんじゃないかなと思っていました。ただ、意外なほど静かに終わりました。
現地の記者に話を聞きますと、多くの方が「あれだけ話したことにびっくりした」と話していました。一方で、「疑問が新たに生まれた」と話す記者もいて、▼水原氏は、なぜ口座にアクセスできたのか、▼これだけの大金を送金していて、どこかで、誰かがおかしいことに気づけなかったのか、この2点が主な疑問と話していました。
ただ、MLBの調査も本格化しますし、捜査当局による調べもありますので、核心が明らかになるにはしばらく時間がかかるとみられています。
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