県内で過去最多1924人の感染が確認されたことを受け、県は県独自の感染拡大警報「富山アラート」を出しました。

新田知事:
「県民のみなさまに感染対策の再徹底をお願いするため、本日から8月9日まで2週間の期間を区切りまして『富山アラート』を発出させていただきます」

県内で過去最多1924人の感染が確認されたことを受け、県は県独自の感染拡大警報「富山アラート」を出しました。

期間は8月9日までの2週間です。県内では公的病院を中心に外来患者が急増、入院者数も徐々に増加していて、このままでは医療機関がひっ迫する恐れがあるとして県民に感染対策の再徹底を求めています。

具体的には(1)ワクチン接種の促進や(2)検査の活用のほか(3)体調不良のときの外出自粛(4)効率的な換気や(5)会食や帰省の際の注意など基本的な感染対策の徹底で、行動制限などは求めていません。

新田知事:
「今回のアラートは行動制限や行動の自粛を伴うものではありません。行事やイベントなどはそれぞれのルールに基づいた感染対策を講じた上で、ご予定通り開催いただければと思います」

感染者が爆発的に増加する中、厚生センターなどでは、重症化リスクのある人について、重点的に毎日の健康観察などといったフォローをしていく方針です。

新田知事:
「一方、その他の方々、比較的重症化リスクが低いと判断される方々には原則ショートメッセージ、SMSなどを活用して自宅療養時の注意事項、また濃厚接触者への対応などポイントをしぼって必要な情報を提供させていただきますので、どうかご安心をいただきたいと思います」

直近1週間の1日あたりの平均入院者数は、警戒レベル「ステージ2」への引き上げの指標に迫っていますが、新田知事は、指標だけでなく医療機関の状況など総合的に判断したいと述べるにとどめました。