■旅行で準備すべきは… 飲み慣れた「市販の解熱鎮痛薬や風邪薬」
上村キャスター:
では、第7波の中で旅行する場合、どんなものを準備すべきなんでしょうか。

国際医療福祉大学の松本哲哉主任教授によると、マスクなど基本的な感染対策グッズに加えて、▼「市販の解熱鎮痛薬や風邪薬」。そして発熱したときに簡易検査できる▼「抗原検査キット」。さらに宿泊先での待機を考慮して▼「最低限の食料」をカバンの中に入れていくようにとのことでした。

また、松本主任教授は「出発前に体調不良を感じたら、勇気を持ってキャンセルした方がいい。旅行先で医療を受けられず苦しい思いをする可能性を考えて」ということも仰っていました。
ホランキャスター:
せっかくの旅行なので少しいつもと違うなと思っても、いや行っちゃおうと思いたくなってしまうんですけれども、そこは自分のことや、その土地の地域医療の皆さんのことを考えてキャンセルする勇気が必要だということですね。
加藤医師:
勇気ある撤退というわけではないですけれども、思い切ってやらないということが結果的にご本人のためにもなりますし、その地域のためにもなるということをご理解いただいて、そういうふうにお願いしたいと思います。
井上キャスター:
松本先生が持っていった方がいいものに、市販の風邪薬を挙げていましたけど、実際にどういうものがいいか、こういうものがある程度効きそうだというのがわかっているなどあれば、ぜひ教えていただけますか。
加藤医師:
もちろん一番は、やはり飲み慣れてる薬というのがいいと思いますので、普段から使ってる薬、飲んだことがある薬というのがいいと思います。それから解熱剤ですね。特に今、熱と喉の痛みの症状が多いというふうに言われてますので、両方に効くような薬という意味で解熱鎮痛剤。風邪薬にももちろん含まれていますが、メインの期待できる部分としては、やはり解熱鎮痛剤というのがしっかり含まれているものがおすすめだと思います。
井上キャスター:
お子さんに対しても市販のものを飲ませてあげるというのは、そこは躊躇なく?
加藤医師:
もちろんお子さん用のお薬もあると思いますので、ご家族で旅行される場合には大人の分、親御さんの分だけではなくてお子さんの分も想定して準備していただけると、現地で購入できない可能性もあり得ますので、ぜひ準備していただければありがたいと思います。
井上キャスター:
そうなると重い症状でなければ、ある程度早い段階で旅先でも風邪薬をとりあえず飲んでみると。
加藤医師:
そうですね。ただし、それだけで大丈夫かどうかというところは何とも言えないところもありますけれども、初期対応としてはいいかと思います。