角界の新星が故郷も動かした。大相撲春場所千秋楽で110年ぶりの新入幕優勝を果たし、歴史を動かした尊富士。地元・青森県五所川原市は「五所川原市民栄誉賞」を創設するとともに尊富士に「第一号」として授与の検討をしていることが24日、分かった。

24日の取組の模様は地元・青森県五所川原市でパブリックビューイングされ、会場で祖父母や後援会の関係者、それに市民が声援を送った。

歴史的偉業を成し遂げた尊富士の活躍に、後援会の会長を務める五所川原市の佐々木孝昌市長は「新しく市民栄誉賞を作りたいと思っている。五所川原市民栄誉賞を第一号として尊富士に贈り、今回の優勝をたたえたい」と喜びを語りました。

また佐々木市長は、青森県を代表する夏祭り「五所川原立佞武多」にも故郷の英雄に登場してもらう構想を明かした。「私の方からはお願いして立佞武多の先頭を歩いてもらえれば。五所川原をもっともっと全国にアピールできる」。

尊富士は今場所「五所川原立佞武多」がデザインされた化粧まわしをつけて土俵入りしていました。