ドジャース大谷選手の元通訳・水原一平氏が違法賭博に関与したとされる問題で、MLB=メジャーリーグ機構が正式に調査を開始したと発表しました。

MLBは22日、「報道のあと、大谷選手と水原氏について情報を収集し、この件の正式な調査を開始した」と発表しました。

スポーツチャンネルのESPNは関係者の話として、MLBが今後、水原氏や大谷選手を含む関係者に聞き取りを要請するとみられると伝えています。

一方、球団を解雇され、現在、MLBに所属していない水原氏は要請を断ることができるほか、大谷選手も選手会の会員として要請を拒否する権利があるということです。

スポーツ業界に詳しい ジェフリー・レンコフ弁護士
「MLBは深刻にとらえていて、（賭博だけでなく金の流れなど）全体をみるでしょう。大谷選手側は調査に全面的に協力するでしょう」

AP通信によりますと、水原氏については国税庁にあたるアメリカのIRS=内国歳入庁が捜査していて、実態解明が待たれます。