莫大な賞金も厳しいプロの世界

一般社団法人日本eスポーツ連合によりますと、eスポーツの競技人口は30億人にのぼるという推計もあります。優勝すれば300万ドル、およそ4億5千万円の賞金も用意される国際大会があるなど大きな注目を集めています。講師の出間さんはアジア21位にランキングされる腕の持ち主ですが、プロの厳しさも味わいました。

出間さん

「メンバーと集まって練習試合があるのでそこで半日以上練習試合まわして、終わったあと、だいたい夜なんですけど反省会があって反省会が終わったら個人で練習して寝るのが2時とか3時…」

まさにアスリートの生活でしたが、選手生命のピークは10代中盤から後半といわれています。

YouTubeでプレー配信

村上さんは、自宅でゲームを楽しんでいるように見えますが、そうではありません。ゲームのプレーを動画投稿サイトYouTubeで配信する「ユーチューバー」として活動しています。「まだまだお小遣い程度」とはいうものの地道に配信を続け、収入を得ています。コメントの書き込みもあり、少しずつ視聴者からの信頼を得ています。

村上蓮さん

「ちょくちょくコメントが来てたら返しています。応援メッセージがあったら心が温まるっていうか」

小学1年で不登校に

編集の技術も、自分で調べながら身につけました。村上さんは現在中学2年生ですが、学校には通っていません。小学1年生の時、ほかの児童から集団で悪口をいわれたり暴行を受けたりしたことがきっかけで、学校に行けなくなりました。

母・村上忍さん

「小学校1年生の時点でいきなり『死にたい』って言われたのはショックだったし、自分がいることがとにかく迷惑だって言ってたんですね。『ママぼくがいてごめんね、迷惑かけてごめんね、いなかったほうがいいでしょうこんなぼく』って」