「ナメとんねん!ウソついとんのや!」突然の怒号…女性が監禁されるまで
2022年2月26日午後10時半ごろ、女性は"立ちんぼ"
そこに車で現れたのは、住居不定・無職の山下克己被告(56)。
女性にとって山下被告は過去に立ちんぼした客であり、普段は「山ちゃん」と呼んでいた相手だ。
「きょう行こうよ」などと山下被告に声をかけられ、女性は「山ちゃんをきょう2人目の客にしよう」、そう考えて車の助手席に乗り込んだ。
ホテルに向かう前に「話したいことがある」
その直後、自分と山下被告の2人しかいないと思っていた車内の、カーテンが閉まっていた後部座席から突然現れたのが、

「この女の子3人の居場所を知らないか?」
天池被告はすぐにそう聞いてきた。写真を見せながら、「のりこ」
「知らないよ」と女性が言うと、天池被告は「携帯見せろ」と言ってきたという。
女性は見せたくなかったが、このままでは帰れないのではないかと思い、LINEの「友だち」一覧だけなら…とスマホを渡した。
その後も、天池被告はしつこく3人のことを聞いてきた。
しかし「知らないものは知らない」と女性が黙っていると、天池被告は突然激昂。
「ナメとんねん!ウソついとんのや!」。そう怒鳴りつけ、女性の髪をつかんだり、胸ぐらをつかんで服を引っ張ってきたという。
天池被告はさらに「あれ出した方が良いんじゃない?ちょっとあれ取って」と山下被告に声をかけた。
山下被告が天池被告に渡したのは、“折りたたみナイフ”だった。
天池被告は女性の首元にナイフを突きつけ、「ナメとったら殺すぞ!」と恫喝。
「殺されてしまうのでは…」と泣き出した女性に、天池被告は車の3列目に移動するように指示、女性が席を移動すると、天池被告と山下被告は女性の口を粘着テープでふさいだ。
「ゆかちゃん(天池被告)が布みたいなものを頭にかぶせ、私は何も見えない状態になりました。隣にゆかちゃんがいたと思います。この状況で、車はパーキングを後にしたのでした」。