柏崎市消防署の消防士が訓練中に死亡した事故をめぐる第三者委員会が開かれ、考えられる事故原因として報告書に4つの要因を記す方針が決まりました。
この事故は去年10月、柏崎市消防署の男性消防士が海水浴場で行なった訓練中に溺れ、その後死亡したものです。これまでに男性が直近の訓練中に体調不良を訴えていたことや、休憩を含みながら24時間働いた後に訓練に参加していたことなどが明らかになっています。

弁護士や大学教授らで構成される第三者委員会は22日、4回目の会合を開き、終了後、小林彰委員長は報告書に考えられる事故原因として4つの要因を記す方針を明らかにしました。

事故調査・再発防止検討委員会 小林彰 委員長
「大きく分けて4つぐらいあって、資機材に問題があったかどうか、それから安全管理体制に問題があったかどうか、訓練の実施方法に問題があったかどうか、個人の適性に問題があったかどうか」
最終報告書は4月にもまとめられ、柏崎市消防本部に提出される予定です。
事故調査・再発防止検討委員会 小林彰 委員長
「ご遺族に納得していただけるかどうか、それはご遺族じゃないとわかりませんけど、遺漏のない形で十分な調査報告、検討はしたと思っています」

報告書は公表する方針だということです。