公共工事をめぐる入札情報の漏えいで、市議会議員らが有罪となった高知県香南市。入札制度のあり方を検討するための委員会が市に報告書を提出しました。
香南市では2021年、公共工事に関する入札情報の漏えいに伴い、市議会議員と建設会社の社長が入札妨害と贈収賄の疑いで起訴され、有罪となりました。
辞職した前任に代わって市長となった濱田豪太(はまだ・ごうた)市長が、入札・契約制度のあり方を検討する委員会を設置。21日、笹原克夫(ささはら・かつお)委員長が、報告書を手渡しました。
これまでの4回の協議をふまえ、委員会は制度の課題として「『入札参加資格』で新規参入が制限され、公平性・透明性に欠けていた」としました。また、「実績の条件が厳しく、企業の技術力も含めた総合評価方式の検討が必要」などと報告しています。
(香南市入札・契約制度検討委員会 笹原克夫 委員長)
「市役所の外の利害関係者、議員や業者の意識を変えるためにも、入札・契約制度の検討をしたということを宣言して、PRする必要がある」
(香南市 濱田豪太 市長)
「今回の報告書を重く受け止めて、これからの市政に生かしていきたい」














