21日午前、資源エネルギー庁の村瀬長官が新潟県の花角知事に柏崎刈羽原発の再稼働を要請したのに続き、午後には柏崎市と刈羽村のトップの元に資源エネルギー庁の幹部が訪れ村瀬長官と同様の要請をしました。
柏崎市の桜井雅浩 市長に再稼働への理解を求めたのは資源エネルギー庁の山田仁 政策統括調整官です。

桜井市長は内閣府に対し避難経路の整備を求めていることや再稼働の条件として、一部の原子炉の廃炉計画の提出などを東電に求めていることを指摘した上で「再稼働には意義がある」と強調しました。

【柏崎市 桜井雅浩 市長】「国からの、東電からの返事を得て最終的に『再稼働どうぞ』という返事をさせていただきたい」

面談を終えた桜井市長は…
【柏崎市 桜井雅浩 市長】「柏崎市は55年間原発のことを毎議会で原子力発電所のことに関して議論してきた。いたずらに時間を積み重ねることだけが安全に資するとは思っていない」
一方、刈羽村の品田宏夫 村長とも面会。品田村長は再稼働の必要性や安全性についてもっと住民に知らせる必要があると述べました。

【刈羽村 品田宏夫 村長】「ここに発電所がある、共存するための条件として、プラントの健全性・安全性・強靭性についてすごく上がっているということは知る必要がある」