アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会は、5会合連続で政策金利を据え置きました。焦点となっている金利の引き下げについては今年、3回行う見通しを維持しました。
アメリカのFRBは20日、5.5%を上限とする現在の政策金利を5会合連続で据え置くことを決めました。
また、経済見通しでは今年中に3回利下げを行う見通しを示し、去年12月の判断を維持しました。
FRB パウエル議長
「私たちは高いインフレが購買力を低下させ、特に生活必需品のコスト上昇に耐えられない人に大きな苦痛を与えていると痛感しています」
アメリカでは家賃や食品をはじめ、幅広い分野で根強いインフレが続いています。一時期より上昇ペースは鈍ったものの、先月も消費者物価は3.2%も上昇し、FRBが目標としている2%の水準にはなかなか近づいてきません。
そのため、パウエル議長は今後もインフレ退治に軸足を置き、金利の引き下げは慎重に判断していく考えです。
日銀はマイナス金利の解除に踏み切りましたが、FRBの政策金利が日銀を大きく上回るという構図はまだまだ変わらず、為替相場は円安・ドル高に傾きやすい局面が続くことになります。
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