高校生の版画日本一を決める『はんが甲子園』が新潟県佐渡市で20日まで開催され、最高賞となる文部科学大臣賞を佐渡中等教育学校が受賞しました。

この『はんが甲子園』は、毎年佐渡市で開かれています。
今回は全国から21校44チームがエントリーし、そのうち14校14チームが本選に進みました。

本選では、19日までの3日間、出場した高校の生徒が佐渡市の会場で版画作りに取り組みました。

今年のテーマは『発見!!佐渡』。
佐渡の伝統芸能「鬼太鼓(おんでこ)」や「能」や佐渡の「海」などをモチーフにした作品を各校が仕上げました。

最高賞の「文部科学大臣賞」を受賞した地元・佐渡中等教育学校の作品は、『舞のかざしのその暇に』。
能面と龍とが月明かりに照らされた、幻想的な作品となっています。

【佐渡中等教育学校 渡嘉敷阿美さん】
「疲れと焦りと不安感から、みんなピリピリし始め、これはもう終わったな…と思いながら刷っていました。驚きが隠せません」

入賞した作品は、佐渡市役所で21日から展示されます。