新潟市内に進出した県外企業と地元企業との連携を深め、新たなビジネスの創出につなげてもらおうという交流会が、新潟市中央区で19日に開かれました。

イベントには、新潟市異業種交流研究会協同組合(N-MEC)の会員企業約30社と、2020年ごろから新潟市内に進出してきたベンチャー企業など14社が参加しました。新潟市は、JR新潟駅エリアから古町エリアまでを「にいがた2km」と名付け、にぎわいの創出を目指して、企業誘致を積極的に進めています。県外から進出した企業の数は過去3年間で50社近くに上っていて、今年度は新たに21社と、過去最多を更新する見込みです。こうした新たな知見や技術を持つ進出企業と、地元の企業とを結びつけ、新たなビジネスやイノベーションの創出につなげるのが交流会の狙いで、初めて開催されました。


交流会では、市内に進出した企業の担当者が3分ずつ、自分たちの事業内容をアピールするセッションが設けられました。進出企業の一つ、コンサル会社の「イードア」は、DX支援の実績等を紹介し、地元の建設業との協業に意欲を見せていました。
交流会を企画したN-MECの関本大輔理事長は「ビジネスは人間関係と信頼関係をベースに生まれていく。地元企業と進出企業とがお互い、ウィンウィンの関係を築いていければ」と話していました。
新潟市は今後も県外からの企業誘致を積極的に進めるとともに、こうした機会を通じて、地元企業とのイノベーションや新規事業創出を後押ししていければとしています。