静岡県の川勝知事がJR東海が作ったリニア工事に関するパンフレットを批判です。「一方的なことをすると信頼を失う」とクギを刺しました。
<静岡県 川勝平太知事>
「JR東海のパンフレットは驚きましたね。(中間報告には)『双方向のコミュニケーションをしてください、一方的なものはだめですよ』とあったんですが、残念ながら一方的なものだった」
7月26日、川勝知事が批判したのは、JR東海が7月から設置を始めたリニアトンネル工事に関するパンフレットです。大井川流域住民への意見募集を目的に作成されたものですが、その内容について「住民に誤解を与える」などの指摘が出ています。
<川勝平太知事>
「本来なら双方向のコミュケーションをする場は専門部会。田代ダムの取水についてもできるかのごとき内容になっていたが、そうではないでしょう。こういう一方的なことをなさるとかえって信頼を失う」
そして、「水利権」や「渇水時」の問題で実現可能性が疑問視される、いわゆる田代ダム案については、あらためて「全量戻しにはあたらないが実現してほしい」との立場を示しました。
<川勝平太知事>
「こうした問題はJR東海も東電も国も重々承知した上でこの案が出てきているということなので、ここをどうクリアするかはまさにJR東海の腕の見せ所」
また、知事は6月に雨で延期となった田代ダムの視察を8月8日に実施すると発表しました。
注目の記事
「やっと技術が認められた」従業員約70人の町工場が開発 量産可能な最高水準の緩み止め性能のボルト 【苦節21年の道のり 開発編】

“ポンコツ一家”で過ごした5年間 認知症の母と一発屋芸人 にしおかすみこさんが語る「ダメと言わない」介護【前編】

「下請け」は"NGワード" 法改正で消える暗黙の上下関係 フリーランスも保護【2026年から変わること】

パンや味噌汁でもアルコールを検知してしまう?飲酒してなくても摘発されてしまうのか 警察に聞いてみた

【実録・詐欺犯VS警察官】 詐欺電話を受けたのは“本物の警察官”「信号検査・逮捕令状・強制捜査」次々に出る専門用語…人々が騙される巧妙な手口を公開

3年で20本が切断…台湾「海底ケーブル」が直面する脅威と中国の影 最前線・沿岸警備隊パトロールに日本メディア初密着【後編】









