■今も残る事件の波紋・・・

事件当時、静岡県の自動車関連工場で派遣社員として働いていた加藤死刑囚。2003年から約2年間ほどは、仙台市の警備会社で働いていたことがあり、大友さんは当時の同僚で友人だったといいます。加藤死刑囚の警備会社の同僚 大友秀逸さん
「職場では優秀だなって評価。その反面、感情が抑えられなくなって電話で応対中にきれてしまって受話器を叩きつけて、壊してしまうとか」そして26日、死刑を執行。

加藤死刑囚の警備会社の同僚 大友秀逸さん
「本当に自分と向きあって刑が執行されたのかっていうのは、正直本人にしか分からない話なので」

事件から2年7か月後、中止されていた秋葉原の歩行者天国が再開され、多くの人が訪れました。街に賑わいが戻る一方で、事件前後の秋葉原を知る人は、私たちの取材に「周辺の防犯カメラが増えた」と話しました。 26日、秋葉原で若い世代に事件について聞くと・・・。

大学生(事件当時5歳)
「事件を知ったのは、YouTubeで事件を取り上げた動画があって、それで事件があるというのは知りました。あんまり実感がないですね」

社会人(当時6歳)
「そんなに刺されたんですか、怖いです。信じられないですね。最近の安倍さんもそうですし、そういう(事件)日本少ないと思っていた」

秋葉原無差別殺傷事件から14年。

古川法務大臣
「突然の凶行により命を奪われた被害者はもちろん、ご遺族の方々にとっても無念この上ない事件だと思います」

関係のない人を無差別に襲う事件や、ネットでの犯行予告は、いまも後をたちません。