松山空襲から7月26日で77年です。
愛媛県松山市内で犠牲者を弔い平和を祈る追悼式が行われました。

松山市道後姫塚の平和記念広場で開かれた26日の追悼式には、戦没者の遺族や松山市の関係者らおよそ70人が出席し、松山市の野志市長が追悼の言葉を述べました。

(松山市・野志 克仁市長)
「(今ある松山は)過去の悲惨な戦争で命を落とされた方々の、尊い犠牲の上に築かれていることを、私たちは決して忘れてはなりません」

松山空襲では、アメリカ軍のB-29が松山市中心部を爆撃。
これまで犠牲者は251人とされていましたが、松山市戦災遺族会による独自の調査で今年、犠牲者は少なくとも543人に上ることがわかったということです。

(松山市・戦災遺族会 愛原 章会長)
「空襲の時は10歳、今のウクライナの状況を見ると思い出す。空襲で亡くなっているということを忘れないでほしいと思う」

参列者は慰霊碑に花を手向け、犠牲者を弔い、祈りを捧げました。