■ この時期は特にピンチみたいです

SOSを出しているのは、熊本市の動物愛護センター。
動物愛護センターといえば、迷子のイヌやネコを保護する場所ですが、
一体、どうしたのでしょうか? 事情を聞いてきました。

イラストは福居アナのお手製です

熊本市 東区にある熊本市動物愛護センター。
職員の藤井 妙子さんに話を聞きました。


熊本市動物愛護センター 藤井 妙子さん
「ネコの収容頭数がここの収容能力を大幅に超えていまして…ピンチということで緊急のSOSを出しました」


案内してもらいました。
「こちらがネコちゃんたちのお部屋になります」

(だれにゃ?)

愛らしいネコたち…まだ 小さな子もいます。


施設で収容できる ネコの数は【 40匹前後 】…
ところが 7月上旬、それをはるかに超える【 77匹 】に達しました。


--月齢でどのくらい?
「今ちょうど2か月くらいです」


--すごくこの子は人懐こいですね。この子も2か月くらいかな
「そうですね」
「ネコの繁殖時期というのがあって一番多いのが“ 春先 ”が出産のピーク。その子たちが成長してきて遺棄されてしまう」


保護団体の協力で少しずつ引き取られたものの、それも ごく一部。
そこでセンターでは緊急の譲渡会を開くことにしました。
新たな家族に出会えるのを待つネコたち。
保護された いきさつ は それぞれです。


藤井 さん
「リングちゃんはケガをしていたところ市民の方から連絡がありまして、こちらで収容したネコちゃんです」


「この子は飼い主さんが『もう飼えない』ということで…高齢者の方が『施設に入るので連れていけない』と」

ご縁を待ってます

警戒心が強い子もいますが、職員の世話の甲斐あって、人慣れしている子も多くいます。


藤井 さん
「こうした施設にいる動物たちがいると知っていただきたいし、いい飼い主とのご縁に恵まれて本当に幸せになってほしいと思っています」



緊急譲渡会は7月30日土曜日 午前10時から。
感染症対策のため、今回は予約制で1組ずつの案内です。
※熊本市動物愛護センターによりますと「平日の見学・譲渡も歓迎、センターのHPでも紹介中」とのことです。