ロシアの大統領選挙です。ウクライナ侵攻が続く中、ロシア大統領選挙の投票が始まり、プーチン大統領の再選は確実な情勢です。モスクワの投票所から伝えてもらいます。
モスクワ中心部にある投票所です。現在、帰宅ラッシュの時間に重なり、会社帰りに投票に訪れる人の姿も見られています。そして、今回、電子投票も導入され、すでに350万人が投票したということです。
投票に来た人に話を聞きました。
投票に来た人
「プーチン氏に投票します、私は安定を望んでいます。特別軍事作戦(ウクライナ侵攻)は正しい選択だったと思います」
「選挙の結果は分かりきっています、何の期待もありません。私は(候補者)全員に反対の意思を示しました」
出馬したのはプーチン氏のほか、政権に従順な「体制内野党」の3候補のみで、プーチン氏の通算5選は確実な情勢です。
政権は今回、投票率70%、得票率80%という高い目標を設定しているとされ、独立系の選挙監視団体には職場で電子投票を強制されたなどの相談が寄せられています。
電子投票にはチェックが及ばない“ブラックボックス”だとの懸念の声も出ています。
Q.政権はなぜ高い得票率を目指す?
ウクライナ侵攻を受けて前回の得票率を下回ったと受け止められるのは絶対に避けなければならないと考えているとみられます。
圧勝を演出し侵攻継続は国民の総意だと示したい狙いもあるとみられます。
ただ、侵攻長期化に伴い社会に不満もくすぶっています。
刑務所で死亡した反体制派指導者ナワリヌイ氏の陣営は、投票最終日にプーチン氏に抵抗の意思を示そうと呼びかけていて、当日は混乱も予想されます。
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